将軍のトロット
一昨日は「乗馬」に挑戦してみた。随分以前に一度乗ったことはあるが、馬上の高さにはちょっと感動を思い出した。江戸城から小金原は今の距離で測っても40㎞はゆうにあるのではなかろうか。嘉永二年の江戸の路はそれはそれは難儀だったろうと想像する。ならば、旗本何十旗と役人、そして将軍一行は時にはトロット(駆け足の手前)で道中急いだこともあったのではないか?秀吉の大返しほどではないにしろ、「家慶」一行のトロットについていった下役や人足たちにとって、かっこうの戦の演習でもあったのだろう。でなくして、日帰りの行軍を選んだ将軍始め役付きの武士たちの(中には遠山金四郎もいたみたい)意図は読み取れない。